VPC 試験頻度 ★★★★★

Amazon VPC

Amazon Virtual Private Cloud

NetworkingVPCSAA-C03Cloud Practitioner
最終整理

AWS Region 内に、アドレス範囲、サブネット、ルート、セキュリティを自分で定義できる論理的に分離されたネットワーク。

一言で理解

VPC は AWS ネットワークの論理的な境界です。実際の接続性は、アドレス、ルート、ゲートウェイ、セキュリティ制御の組み合わせで決まります。

主な役割

  • AWS リソースが利用する IP アドレス範囲を定義する。
  • Subnet で Web、アプリ、データベースなどの層を分離する。
  • Route Table でトラフィックの行き先を決める。
  • Security Group と NACL で通信を制御する。
  • IGW、NAT Gateway、VPN、Direct Connect、PrivateLink で外部と接続する。

仕組み

  • VPC は Region 単位のリソースで、同一 Region の複数 AZ にまたがる。
  • 作成時に IPv4、必要に応じて IPv6 の CIDR を指定する。
  • Subnet は VPC CIDR から切り出し、1 つの AZ にのみ属する。
  • 各 Subnet は 1 つの Route Table に関連付けられる。
  • Route Table には VPC 内通信用の local ルートがある。
  • 論理分離だけで安全になるわけではなく、接続性はルート、ゲートウェイ、パブリックアドレス、SG、NACL、IAM、各サービス設定で決まる。

主な構成例

3 層 Web アーキテクチャ

Public Subnet に ALB、Private Application Subnet に EC2 または ECS、分離した Database Subnet に RDS を配置します。

Multi-AZ

少なくとも 2 つの AZ に対応する Subnet を作成し、単一 AZ 障害の影響を減らします。

ハイブリッド接続

Site-to-Site VPN または Direct Connect で社内ネットワークに接続します。

複数 VPC

環境、アカウント、業務領域ごとに分離し、Transit Gateway などで集中接続します。

Cloud Practitioner のポイント

  • VPC は利用者が定義する論理的に分離されたネットワーク。
  • Subnet はリソースの整理と分離に使う。
  • IGW はインターネット、VGW や TGW はプライベート接続に利用できる。
  • AWS は基盤を、利用者は VPC の設定、ルート、セキュリティルールを管理する。

SAA-C03 のポイント

  • VPC やオンプレミスと重複しない CIDR を設計する。
  • AZ をまたいだ Subnet 構成を設計する。
  • Public Route、NAT Gateway、VPC Endpoint を正しく選ぶ。
  • SG、NACL、VPC Flow Logs を組み合わせて障害を切り分ける。
  • VPC Peering、Transit Gateway、PrivateLink の違いを理解する。

よくある誤解

  • VPC は Region をまたがない。
  • Subnet は AZ をまたがない。
  • S3 や Lambda が常に自分の Subnet 内にあるわけではない。
  • Default VPC と Custom VPC は初期構成とセキュリティ状態が異なる。

重要ポイント

VPC は範囲、Subnet は分割、Route Table は方向、SG / NACL は通行、Gateway は接続を管理する。